こんにちは♪ GE HOUSEです!
今回は、断熱のなかでもあまり知られていない「床下の断熱」についてです。
大まかに分けて床下の断熱は二種類あります。
それは、床板のすぐ下に密着した断熱材を敷く「床断熱」と、基礎の立ち上がり部分の外側または内側に断熱材を張る「基礎断熱」です。
床断熱の場合、床下は外気と同じ状況になるので、床下の湿気を逃がすために、基礎に床下換気口を設ける必要があります。
床下が外部空間となるので、しっかり通気性を良くしないと湿気がたまったりカビが生えたりしやすいんです。
基礎断熱の場合は、床下も外気の影響を受けにくくなるため室内と同じ扱いとなります。
しかし、基礎断熱でも床下に湿気がたまったりカビが生えたりすることが時たま起きてしまい、問題になることがありました。
でも、この心配はもう大丈夫です。
基礎断熱でもカビが生えてしまう原因は、土間コンクリートから出てくる大量の水蒸気。
お家を引き渡してすぐのとき、コンクリートは乾いているように見えるでしょう。
しかし、コンクリートの水分が完全に抜けて乾くには2~3年ほど必要ともいわれています。
コンクリートを打つ際の工事に、たくさん水を使っているんですね。
そのため、とくに春先に引き渡しとなるようなお家の場合、一番コンクリートの水分が出るタイミングで夏を迎えてしまい、高温多湿の中カビが発生しやすくなる…ということが起きてしまうんですね。
それを防ぐために、基礎断熱であっても換気設備をしっかり設けたりと、中の空気をできる限り外に出すような仕組みを整えてあげるのをおすすめします。
快適で健康的な住環境を守るための工夫が、家づくりにはいっぱい詰まっているんですね。
このように専門的なお話も丁寧に一つずつお話ししますので、分からないところがあったらいつでも相談してくださいね♪
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