セルロース断熱材とは?メリットやデメリットもご紹介!

家を建てるときの快適な部屋作りのために、忘れてはいけないのは断熱材です。
断熱材には様々な種類があるので、どれが良いのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は高性能な断熱材、セルロース断熱材について紹介します。

□セルロース断熱材とは?

セルロース断熱材とは、古新聞紙を再利用した断熱材です。
断熱だけでなく、調湿性・防虫作用・防音・防火も期待できる高性能な素材です。
熱伝導率だけで考えれば吹き付けウレタンと同程度で、グラスウールには一歩劣りますが、気密性が高いためそれ以上の断熱性能が期待できます。

□セルロース断熱材のメリットとデメリットを解説!

*メリット

セルロース断熱材の主なメリットは断熱性能の他に、調湿性・防虫作用・防音・防火があります。

セルロース断熱材には高い断熱性能があります。
外の気温に影響されにくく夏や冬でも過ごしやすい上、空調の効きもよくなるので快適な家にとって断熱性能は必須条件と言えるでしょう。

調湿性は湿度を一定に保つ性質です。
梅雨や夏のムシムシする季節には空気中の水分を吸収し、逆にカラッと乾燥した冬では湿気を放出する性質があります。
カビや結露の対策にもなるので、家を長持ちさせることができます。

防虫・防火はセルロース断熱材に配合されるホウ酸の効果によるものです。
ホウ酸によりゴキブリやシロアリを撃退し、火事にも強くなるので一石二鳥です。

防音性は高い気密性によるものです。
空気が入り込みにくいので、音が伝わりにくい静かな家になります。

*デメリット

セルロース断熱材は他の断熱材に比べて、コストが高め・工事に時間がかかる・重量があるというデメリットがあります。

セルロース断熱材は施工に専門の職人を必要とするので、導入コストが高めです。
また断熱性能を上げるために密度が高くなっており、資材も多く必要になるので材料費も高めです。
より良い断熱性能のために手間暇かけて作られていますが、その分費用がかさむ点が一番のデメリットでしょう。
ただし、その分性能は高く、調湿性や防虫作用により長持ちするのでリフォームの費用が抑えられるという側面もあります。

セルロース断熱材の施工工事は全ての部屋に同時に行うので、その間他の作業はストップします。
そのため工事期間が数日伸びることが多いです。
手間をかけるだけの性能はあるので、導入する場合は余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

セルロース断熱材は重いのがデメリットの一つです。
長期間使用すると沈下して、部屋の上部に隙間ができる場合があります。
最初の施工の方法で対策可能なので、不安がある場合は施工業者に相談しましょう。

□まとめ

今回はセルロース断熱材の特徴について解説しました。
長く住み続けるマイホームですので、せっかくなら素材選びにもこだわってみてはいかがでしょうか。
断熱性能にこだわった使った家づくりに興味をお持ちの方はぜひ当社にご相談ください。

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