最近注目のベンガラとは?その魅力を紹介します!

「ベンガラ」という顔料はご存知でしょうか。
インドのベンガル地方で良質なものが産出されたことからその名前がついたとされているベンガラ。
中国から輸入したことをきっかけに、日本でも古来から使われてきた天然顔料です。
ベンガラの顔料はさまざまな魅力があるため、当社でもベンガラを含む塗料を取り入れています。
今回は、ベンガラの魅力を紹介します。

□天然顔料ベンガラとは?

ベンガラとは、古代から使われてきた天然顔料のひとつです。
漢字では紅殻または弁柄と表記され、日本の風景によく似合う落ち着いた色をしています。
土からとれる酸化物が主成分で、暗い赤みがかった茶色が特徴の顔料です。

ベンガラには優れた耐候性があるため、太陽光による熱や紫外線による塗料面の劣化が少ないのが魅力的です。
また、木材に使うことで、木材の美しさを長期にわたり保ってくれます。
これらの特徴から、日本でも古くから建築に使う木材に使われてきました。
京都で見られる落ち着いた赤茶色の「紅殻格子」がイメージしやすい使用例です。

□ベンガラの魅力

ベンガラの魅力は以下の3つです。

・経年劣化しにくい
・人の体にやさしい
・自然素材ならではの風合い

1つ目は、経年劣化しにくいことです。
顔料は有機顔料と無機顔料に大きく分けられます。
ベンガラを含む無機顔料は、前述したように耐候性や耐久性に優れている特徴があります。
その理由は酸化鉄が主原料であるからです。
酸化鉄は化学的な反応が起こりにくく、水や紫外線、温度によって性質が変化しにくい特徴を持っています。

2つ目は、人体や環境にやさしいことです。
ベンガラは無機顔料なので、余計な有害物質を含みません。
有害VOCの原因物質を含まず、人に優しい環境対応型塗料です。
また、水性で臭いも少なく、健康面に対しても安全と言えます。

3つ目は、自然素材ならではの風合いが楽しめることです。
ベンガラの顔料を使った塗料は、伸びのよい塗り感があり、ムラなく美しく仕上がります。
また、日本の伝統的塗装ベンガラ塗りが簡単にでき、木材本来の暖かみや美しさを生かした風合いを楽しめます。
和風や和モダンな住宅との相性もぴったりです。

□まとめ

本記事では、天然顔料ベンガラの魅力をご紹介しました。
当社は、日本の住まいに調和するベンガラを使用した塗料も取り扱っております。
今回の記事を読んで、ベンガラに興味を持たれた方はぜひ当社にご相談ください。
お客様の理想のマイホームの実現に向けて、全力でサポートいたします。

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