地震大国日本では、いつ巨大地震が発生して家が倒壊するかわかりません。
新しく家を建てるなら地震対策は徹底的にしておきたいですよね。
そこで今回は地震に強い家づくりのために知っておきたいポイントを解説します。
□地震に強い家のポイント
*地盤が安定している
同じように建てられた建物でも、地盤の強弱によって地震への強さが大きく変わってきます。
湖や川を埋め立てた土地は地盤が弱く、元々山や森があった土地は地盤が強い傾向にあります。
調査会社や施工業者に任せきりにするのではなく、自分でも調査報告書を確認することをおすすめします。
*基礎工事が十分
家の土台となる基礎の工事がしっかり行われていることも地震に強い家のポイントです。
基礎工事には様々な工法があり、特徴も多種多様です。
業者から提案された工法はどんな特徴があり、どういう理由でおすすめできるのかをしっかり聞いておきましょう。
*耐震等級の高い家
東日本大震災や熊本地震以降注目されてきた耐震性能の基準が耐震等級です。
詳しくは次の項目で解説しますが、耐震等級の高い家づくりにこだわる人が増えてきています。
どの程度地震対策ができているのかの一つの基準となります。
□耐震等級とは?
耐震等級とは、住宅の地震に対する強さをランク付けする基準です。
耐震等級は1~3で判定され、数字が大きい方がより高い耐震基準を満たしていることを示します。
各等級の概要を紹介します。
等級1は、関東大震災や阪神淡路大震災などの大きな地震でも倒壊しないレベルの耐震性です。
建築基準法を満たしている一般的な一戸建て住宅は等級1に該当します。
等級2は、等級1で想定される地震の1.25倍大きい地震に対しても倒壊しないレベルの耐震性です。
学校など多くの人が利用する施設は等級2を満たすことが多いです。
等級3は、等級1で想定される地震の1.5倍大きい地震に対しても倒壊しないレベルの耐震性です。
警察署や消防署など、有事の際の拠点となる施設は等級3レベルの耐震性能があります。
等級1でも十分な地震に強い住宅に感じるかもしれませんが、熊本地震では耐震等級によって被害に差が出ました。
等級1の建物では約4割の住宅が何らかの地震被害を受けましたが、等級3の建物は約1割しか被害を受けていません。
完全に建物が倒壊したのも等級1の建物だけなので、地震の規模によっては等級1では対策不十分と言えるかもしれません。
□まとめ
今回は家を建てる際の地震対策のポイントを解説しました。
いつ起こるか分からない地震に備えて、耐震性能の高い家にこだわってみてはいかがでしょうか。
地震に強い家づくりに興味をお持ちの方はぜひ当社にご相談ください。
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